ありすの時間

恋心の切ない 言葉のつぶやき と イラスト

その曖昧な態度が、切なく惑わす。

★その曖昧な態度が、切なく惑わす。 まばゆい視線にひるみ、後ずさるのに季節は捕らえられる。 ギュッと掴まれた痛さが嬉しくて、やっとの思いで踏み出した一歩からは曖昧に逃げてゆく。 二人の間には縮められない距離がある。

悲しさが時計の針を戻そうとする

★悲しさが時計の針を戻そうとする 悲しさが忘れていたはずの始まらなかった恋を揺り動かす もしあの時・・・の渦にのみ込まれてゆく もしあの時・・・の森に迷い込んでゆく

キスをしても始まらない恋もある。

★キスをしても始まらない恋もある。 重なった唇から想いが繋がってゆくキスだけならいいのだけど、重なった唇から想いが離れてゆくキスもある。 言葉にならない想いを伝えたくて、キスをする。 キスをしたいから、キスをする・・・?

恋をしている時よりも、恋を思い出している時の方が切なく苦しい

★恋をしている時よりも、恋を思い出している時の方が切なく苦しい もう消えたと思っていたのに、風が吹くと葉擦れの音のように鳴り響く 繰り返えした数だけ、染みわたる 揺れる少し癖のある髪

恋の終わり方は、簡単だった

★恋の終わり方は、簡単だった お店を出て横断歩道を歩きながら、私は後ろから彼が追いかけてくれることを期待した。 歩調を緩め、後ろを振り向いても彼の姿はどこにも無かった。 横断歩道を渡り切り、何度も信号が青に変わっても彼の姿は見えなかった。

背中をただ眺めることしかできない

★背中をただ眺めることしかできない 背中を向けられてしまうと、拒絶されたように感じる 振り向いてもらえないことを怖れ、ただ眺めることしかできない 伸ばしかけた手は、宙を漂う

報われない想いは、どこへ消えてゆくの?

★報われない想いは、どこへ消えてゆくの? どんなに思い焦がれても、報われない想いがある どんなに尽くしても、報われない想いがある 受け取ってもらえなかった想いたちは、どこへ消えてゆくの?

仮面を被ることで、いったい何を守りたかったの?

★仮面を被ることで、いったい何を守りたかったの? 傷付きやすい心を隠すために、仮面を被る 壊れやすい心が嫌いで、仮面を被る 仮面を被りながら、『本当の私を分かってくれない』と嘆き悲しむのはただの驕(おご)り

優しい嘘を流すたびに、終わりへ向かってゆく

★優しい嘘を流すたびに、終わりへ向かってゆく 嘘だと分かっていても、離れたくないから気付かない振りをする 嘘だと分かっていても、終わりにしたくないから傷付かない振りをする 優しい嘘を夢の中へ流したつもりでいても、心の深いところに棘はしっかり残…

あの夏のあの日のあの夜、花火は打ち上がらなかった 

★あの夏のあの日のあの夜、花火は打ち上がらなかった グラスに入ったビールの琥珀色を見ると、あの夏を切なく思い出すことがある。 白い泡が弾けるたびに醸し出すビールの香が届くと、あの日を懐かしく刺激することがある。 よく冷えているビールの苦味がい…

あなたの背中を見ながら歩くようになったのは、いつからだろう?

★あなたの背中を見ながら歩くようになったのは、いつからだろう? 少し遠くにいたあなたが、隣を歩くようになった。 少し距離を空けるあなたと、触れるようになった。 少し離れているのが嫌で、手をつなぐようになった。

伝えたいことが言葉にならなくてじれったい。

★伝えたいことが言葉にならなくてじれったい。 溢れそうなほど、伝えたい気持ちが言葉にならない。 溢れそうなほど、伝えたい気持ちが言葉にならなくてじれったい。 溢れそうなほど、伝えたい気持ちがもどかしくて避けてしまう。

「ごめんね」の数だけ、罪悪感で苦しい・・・

★「ごめんね」の数だけ、罪悪感で苦しい・・・ 一緒にいて楽しいから、恋になるわけはない。 一緒にいて苦しくても、恋に溺れることもあるのだから・・・。 好意を寄せてくれてた相手を拒むことに、こちらも無傷でいられない。

まだ始まってもいないのに、頭と心があなたでいっぱい。

★まだ始まってもいないのに、頭と心があなたでいっぱい。 瞼を閉じれば、二人で過ごした時が浮かんでくる。 耳を澄ませば、二人で交わした会話をなぞっている。 危険な恋だと頭で分かっているのに、立ち去れない。

夢と現の狭間が曖昧になってゆく

★夢と現の狭間が曖昧になってゆく 涙を流しながら目を覚ます。 瞼の裏で見ていたものが、夢なのか過去の記憶なのか曖昧でもう分からない。 夢の中でまで悲しませないで・・・。

刹那的な想いなのに、繋ぎ止めようとしないで・・・

★刹那的な想いなのに、繋ぎ止めようとしないで・・・ 波の音に包まれた瞬く星の下、酔いにまかせて赴くままに刹那的な恋気分。そんな気持ちは事故のようなもので、日常の中へするりと消えてゆく。始める気持ちなんてないくせに、『本気だった』なんてズルイ…

一人より二人の時間が淋しい。

★一人より二人の時間が淋しい。 憧れを抱いたままの恋は厄介だ。 急に黙り込む姿を見ると、嫌われているかと不安になる。 不機嫌そうな姿を見ると、避けられているかと心配になる。

利用されているだけだと分かっていても、恋が止まらない

★利用されているだけだと分かっていても、恋が止まらない 悲しいだけの恋だと分かっていても、止まらない恋がある。 もしかして・・・の気持ちにすがりつき、見なかった振り、無かった振りをする。 離れたくないから、感情を檻へ入れる。

気まぐれな稲妻のように、『愛してる』が消えてゆく

★気まぐれな稲妻のように、『愛してる』が消えてゆく 出逢ったその日に告白する言葉の中に、どのくらいの真実があるのだろう? 心を麻痺させる甘い言葉で、恋の罠に落ちてゆく。 スイッチが簡単に入った恋は、刹那的に消えてゆく。

心の奥の本当の気持ちが知りたくて・・・。

★心の奥の本当の気持ちが知りたくて・・・。 恋をすると想いの強さが分かる装置のようなものがあればいいのに・・・と思ってしまう。 手をつなげる人 と 手をつなげない人 どちらが想いが強いか分からない。

『好き』といってくれた想いも、いつか消えてしまう。

★『好き』といってくれた想いも、いつか消えてしまう。 恋が下手だと『好き』の気持ちが相手より大きくなってしまうことが怖くて、気持ちを隠してしまう。 去っていってしまうときも、傷ついていない振りをする。 別れた後に恋をした。

ねえ、『テレゴニー』って知ってる?

★ねえ、『テレゴニー』って知ってる? 忘れられない人との思い出は記憶の中だけでなく、躰の中にも消えずに残っているのかも・・・。

順番の違う『想い』で、悲しみの風が吹く

★順番の違う『想い』で、悲しみの風が吹く 『好きだ』から、『肌を触れ合わせたい』 『肌を触れ合わせたい』から、『好きだ』 同じ文字を使っていても、並べる順番が違う二つの文章の間には大きな溝がある。

『痛い』と感じた時、もう恋は始まっていた。

★『痛い』と感じた時、もう恋は始まっていた。 恋の始まりは計画できない。 恋を始めたい時に始められればいいのに・・・。 準備が出来ていなくても、タイミングが悪くても、気付いた時にはもう始まっている。

『二番目』という哀しみ

★『二番目』という哀しみ 『二番目』という言葉の響きは不思議だ。 『一番目』の次なのだから、とてもいい言葉のようにも聞こえる。 けれど、『二番目』という言葉は哀しい情景を浮かばせる。

月の裏の密時と刹那

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領収書の恋 掌編小説(文字数 1,246) 「領収書をお願いします」 男は食事の後、必ず領収書を会社名義でもらう。 私はレジの横で男が会計を終えるのを待っている。 「お待たせ」 会計を終えた男が、領収書を財布に仕舞いながらやって来る。 「ご馳走さまでし…

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恋の記憶 掌編小説(文字数 1,402) 恋の記憶は、苦しく切ない。 それは竜巻のように突然、心を搔き乱すことがある。 懐かしい音楽を聴いた時。 懐かしい店の前の道を歩いた時。 懐かしい香水の蓋を開けた時。 懐かしい名前を目にした時。 懐かしい名前を耳…

バレンタインデーの涙

バレンタインデーの涙 掌編小説(文字数 1,292) 私は、感情が硬い。 感情よりも先に、まず頭で理解しようとしてしまうのだ。 だから、どうやって好きな人に『好き』という気持ちを伝えたらいいのか分からなくなる。 好き? 本当に好きなの? 彼のどこが好き…